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  • 記事掲載のお知らせ_あきた経済 May 2023

    御令孫の原太さんが丁寧にご案内するものです。白井晟一関連の書籍からも中々確認することができない生きた情報が掲載されています。取材チームには弊社にもお越しいただき、レストラン利用を含めてお話させていただき、よく意見交換をすることができました。

    原太さんとは2010年から交流を続けており、茶室や庭園などの重厚な取り組みをご一緒しています。今回はその経緯にも少し触れていただき、また、建物の基本情報として原太さんとの仕事である”幽玄席”が名前として残ることに感慨深いものを感じています。

    白井晟一が湯沢で触れた”旦那衆”と呼ばれる方々のご縁から多くの建築が生まれ、街をかたちづくっていったこと。その仕事が後世まで残り、語り継がれていること。私たちの仕事がその一部を担いながら時代を超えて地域に寄り添えることに喜びを感じています。産業と文化を繋ぎ、私たちにしかできないことを追求していきたいと思います。ぜひ、誌面をご覧ください。

     年前.

    News of Article Publication_LIXIL eye JANUARY 2023 no.28

    LIXIL eye”, an information magazine on architecture and urban development, features the work of Yamamo. Mr. Genta, a grandson of Seiichi Shirai, carefully guides visitors through the architectural complexes left behind by Seiichi Shirai. The article contains information that cannot be found even in books related to Seiichi Shirai. The interview team also visited our company and had a chance to talk with him, including the use of our restaurant, and exchange opinions with him often.

    We have been in contact with Mr. Genta since 2010, and we have been working together with him on the tea house, garden, and other stately initiatives. I was deeply moved by the fact that the “Yugen-seki,” which is the basic information about the building and his work with Mr. Genta, will remain as the name of the building.

    Many architectural works were born from the relationships with the “masters” that Seiichi Shirai came in contact with in Yuzawa, and they shaped the city. Their work has been handed down to future generations. We are delighted that our work has played a part in this and that we are able to stay close to the community throughout the ages. We will continue to pursue what only we can do, connecting industry and culture. Please take a look at our magazine._mediainfo._magazine

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    報紙出版_LIXIL eye JANUARY 2023 no.28

    我們公司 Yamamo 的努力已刊登在建築和城市發展信息雜誌“LIXIL eye”上。 白井徵一的孫子原太先生將細心帶您參觀白井徵一留下的建築物。 它包含即使是與白井晟一有關的書籍也無法輕易確認的實時信息。 採訪組還參觀了我們公司並談到了使用餐廳的情況,我們能夠很好地交換意見。

    我從 2010 年開始接觸原太先生,我們共同致力於茶室和花園等具有深遠意義的項目。 這次稍稍涉及了歷史,原先生的作品“遊元石”的建築物的基本信息仍保留為名稱,這讓我深受感動。

    白井晟一在湯澤結識了被稱為“丈夫”的人,許多建築由此誕生,城市也隨之成型。 作品留傳後世,流傳至今。 我們很高興我們的工作在其中發揮了作用,並且隨著時間的推移,我們與當地社區的關係越來越密切。 我們願連接產業與文化,追求只有我們能做的。 請看一下雜誌。

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    産業観光による再生

    髙橋泰(ヤマモ味噌醤油醸造元 髙茂合名会社 代表社員)

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    事業内容

     弊社は1867(慶応3)年創業の味噌醤油醸造元です。栗駒山系の伏流水を用い、7つある土蔵を利用し、天然醸造を行っています。長年にわたる蔵付酵母の研究からオリジナル酵母Viamver®(ヴィアンヴァー)を発見し、これを利用したワインなど業界を超えた革新的な製品開発を行っています。また、味噌醤油の販売のみならず、ファクトリーツアー、レストラン、アートギャラリーなど様々なコンテンツを積層させ、最終目的地として利用していただけるよう、産業観光に取り組んでいます。この産業観光により、インバウンドとアウトバウンドの双方を行う蔵として伝統産業の未来を模索しています。

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    伝統を基礎とした革新的技術

     Viamver®酵母は、従来と異なる様々な角度から試験を行った10年目の醸造物から発見した、蔵付酵母をルーツにした特殊な酵母です。本酵母の効能を客観的に残すべく、2020年に日本醸造学会で発表を行い、2022年には特許を取得しました。通常、味噌醤油の醸造に活用される酵母は好塩性で、塩分環境下で活躍するものです。しかしViamver®は好塩性であるだけではなく、無塩でも活動ができ、かつ、アルコールを6%生成する能力を持つことが分かりました。これにより、世界でも類まれな調味料由来の酵母で酒類製造が可能となり、2021年にはワイン醸造に成功しました。さらに、魚介由来の旨味成分であるコハク酸の生成能力も持ち合わせ、フルーツや吟醸香に似た華やかな香りと肉質改善効果も確認しました。このような複数の効能から、発酵による旨味と香りを付与した特殊な食の世界、ガストロノミーの領域をレストランで体験できるようにしています。
     いま取り組んでいるのが、本酵母を使った「どぶろく」の醸造です。県内外の2社に醸造委託し、県内は新ジャンルのクラフトサケを牽引する男鹿市の「稲とアガベ株式会社」、県外は世界のデスティネーションレストランに選出されたオーベルジュである岩手県の「とおの家 要」と協業しています。この土地で発見された酵母で醸造した酒と料理をペアリングすることで、弊社にしかできないレストラン体験を充実させたいと考えています。

     このように、Viamver®酵母は調味料とアルコールなどの業界の垣根を越えた取り組みを可能とします。最新の取り組みではパン、チーズ、バターへの応用に成功し、その応用領域を拡張することで革新的な製品やサービスを生み出し、日本の伝統産業のコア技術からイノヴェーションを起こし、その価値を世界に示したいと考えております。

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    産業観光について

     いま、注力しているのはインバウンドに関する事業です。コロナ禍で旅行代理店が新しいビジネスモデルを模索し、少人数高単価の企画を要望されておりました。もともと弊社は、お一人様500円でファクトリーツアーを受け入れるところからスタートしましたが、ツアーの改善を繰り返し、ワークショップによる実践的学びとガストロノミーによる食のエンターテイメントを実装しました。現在は5,000円で展開し、Viamver®酵母による飲食のペアリング、具体的にはひと口サイズのアペタイザーとワインを木樽の立ち並ぶ諸味蔵の中で召し上がっていただくところからツアーを開始するという高付加価値のサーヴィスを実現しています。

     旅行代理店からは、このペアリング付きのツアーに3皿のコースランチの要望があり、お一人様10,000円というプランをご用意しました。実績として、台湾の方々20名6回の受け入れを今年の1、2月に実施しました。また、3、4月は、米国のハイエンドクルーズ船から、10名ずつ2回の受け入れをしました。お一人様10,000円で20名、他に飲み物やお土産の販売を合わせると、まとまった金額の売上となり、産業観光やインバウンドが産業再生の基軸となれる実感を持ち始めています。

     なお、弊社はコロナ前からインバウンドとアウトバウンドを分けて考えず、アウトバウンドで海外に取引先ができれば、その取引先にインバウンドとして来ていただき、また、インバウンドで来ていただいた方に製品が気に入ってもらえれば、それがアウトバウンドに繋がると考えています。

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    ターゲットと質感

     昨年の秋口から、米国シアトルやシリコンバレーからフードテックの役員や投資家の方にお越しいただき、ディナーを提供する機会をいただいております。当時、弊社では「カフェ」の形態をとっていましたが、彼らは「『レストラン』にしないと、自分たちも貴社に顧客を紹介しづらい」というご意見をいただきました。また、価格についても、9皿のディナーで10,000円、ペアリング付きで20,000円だったのですが、「もっと価格を上げないと、格式や内容を世界に提示できない」と価格についても助言をしていただきました。そこから、100年を経過する仕込蔵や初代の蔵などの複数のロケーションを巡りながら9皿のペアリング付きディナーを30,000円で提供するハイエンド向けのモデルをつくることができました。

     当初、弊社は本格的な飲食営業を想定しておりませんでした。蔵元の生活風景や歴史・文化的背景を伝えるための軽度なものを考えていたのですが、コロナ禍のもとでワールドベストレストラン1位のnomaに関係するドイツ人シェフと巡り合い、Viamver®酵母を料理に表現することを始めました。そして、このチームに研究者を加え、多くの実験と試行錯誤を繰り返すことでハイエンドな方々にもご満足いただけるような質を担保することができるようになりました。

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    新たな領域へ

     地域の中でハイエンド向けの製品・サーヴィスを行うことは価格設定について問題を抱えることになります。弊社の製品、例えば味噌は150グラムを約600円で販売していますが、国内では非常に高額なラインになります。しかし、実際に海外のハイエンドな方々にとっては、5ドルほどになり、米国内での感覚は日本における200円程度に過ぎません。そのため、「ハイエンドな体験ができる」という旅行代理店の説明があっても、本国の方にギフトとして渡すことができない、安すぎる価格になってしまいます。

     味噌醤油は、日本国内では「食のインフラ」の側面があり、ある程度皆さまが購入できる価格に設定しなければならないのですが、ハイエンドな方々が買える価格帯にしていくことも必要です。インバウンドを戦略にしていく上で、この価格差の問題は、インバウンドを推進する日本全体で考えていくべきことと思っています。

     弊社は、商品やサーヴィスの販売体制を顧客により切り替えていくことで国内と海外の価格差の問題を解消しようと考えています。例えば、ファクトリーツアーの内容を一部変更し、通常は入れないエリアに入れるようにしたり、市場に出さない特別な製品を販売したりなど、外国人向けの高額な価格帯で製品・サーヴィスを提供し、あわせて、地元のお客様にもお使いいただける価格帯も取り揃えます。発酵食で安心安全な食のインフラを提供し、かつ、ハイエンドの嗜好品までを扱うことは、長く続く調味料メーカーだからこそできる未来型の取り組みであると考えています。また、課題が山積する地域の伝統産業が新たな領域を開拓していく姿を見せていくことが、地域再生の兆しを生み出します。

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    今後の展開

     以前から、宿泊設備を備えたレストランである「オーベルジュ」の達成を目標にしておりましたが、実現できないまま今日に至っています。そうしたお客様は「ヤマモの世界観」を評価し、それを理解するために宿泊したいという欲求を持っています。一昨年前から、弊社や地域に残る独自文化の再構築による環境整備を進めています。19年連続日本一の庭園、足立美術館を手掛けた小島佐一の最後の弟子・横山英悦氏に弊社庭園の再監修をしていただき「辿柒園(せんしつえん)」と命名しました。また、戦中に湯沢に疎開したモダニズム建築家の白井晟一のご令孫・白井原太氏と茶室「幽玄席」を建築し、専門家や文化人との協業による価値の蓄積を続けています。本年はこのチームにより、敷地内の蔵をリノヴェーションし一棟貸しの宿にすることで、上質な文化体験のできるオーベルジュの実現を目指します。

     また、台湾の方々にお越しいただいたことがありましたが、それは東北の際立ったコンテンツを巡るツアーで、飛行機で成田に到着し、そこからシャトルバスで蔵王スキー場に行き、弊社でツアーランチを行い、銀山温泉に泊まるというものでした。外国人旅行客の移動は、都道府県は関係なく、目的地が遠くても限られた日程の中で行きたいところには訪れるというものです。彼らに選ばれる場所になるためには、日本人のイメージする秋田県や東北といった行政区の「面」で受け止める意識ではなく、単独でも目的地となる「点」の意識を持つことが個性を際立たせる上で重要になります。「個性を追求した結果、お客様に選ばれたルートが『面』となる」と考えていくべきです。今後も、弊社はそういった意識と戦略を持って歩みを進めていきたいと思っています。

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    地域全体の生き残り

     ローカルにおいて、地元に根ざした産業やメーカーが高級化路線に舵を切り、地元向けの商売を捨て、生き残りをはかる方法論はあり得ると思います。その方法だと産業自体は短期的に生き残る可能性はありますが、弊社が成し遂げたいことは長期の視座を持ち、自社だけの生き残りではなく、地域全体で存続していくことです。学校や病院などの地域の様々なインフラをしなやかに維持しながら、自社も存続していくという考えのもと、地元の方々と共に歩んでいけるようなモデルをつくりたいと思っています。

     弊社が、メーカーとしてのブランドを確立し、地元に寄り添いながら地域の再生をはかっていくことが国内でも他に先駆けたモデルになれると思います。もちろん、全ての業者がハイエンド向けのサービスをする必要はありません。しかし、再生や発展の領域は必ずハイエンドからもたらされ、徐々に波及していきます。ハイエンドのニーズを受け止められる存在や評価が、多くの方々に選ばれる場所になるのです。技術革新により産業の在り方はどんどん変化していきます。未来の消費は観光などエンターテイメントにシフトしいていきます。その中で地域がどのような歴史や文化と共に歩みを進め、産業発展し、その土地が耕されたのか。土地にその形跡を残しながらエンターテイメントを取り入れ、イノヴェーションを起こすべく研鑽を積み、古くて新しい産業として価値を提案できる存在でありたいと考えています。

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  • 記事掲載のお知らせ_LIXIL eye JANUARY 2023 no.28

    建築・まちづくり情報誌”LIXIL eye”に弊社ヤマモの取り組みが掲載されております。白井晟一の残した建築群を御令孫の原太さんが丁寧にご案内するものです。白井晟一関連の書籍からも中々確認することができない生きた情報が掲載されています。取材チームには弊社にもお越しいただき、レストラン利用を含めてお話させていただき、よく意見交換をすることができました。

    原太さんとは2010年から交流を続けており、茶室や庭園などの重厚な取り組みをご一緒しています。今回はその経緯にも少し触れていただき、また、建物の基本情報として原太さんとの仕事である”幽玄席”が名前として残ることに感慨深いものを感じています。

    白井晟一が湯沢で触れた”旦那衆”と呼ばれる方々のご縁から多くの建築が生まれ、街をかたちづくっていったこと。その仕事が後世まで残り、語り継がれていること。私たちの仕事がその一部を担いながら時代を超えて地域に寄り添えることに喜びを感じています。産業と文化を繋ぎ、私たちにしかできないことを追求していきたいと思います。ぜひ、誌面をご覧ください。

     年前.

    News of Article Publication_LIXIL eye JANUARY 2023 no.28

    LIXIL eye”, an information magazine on architecture and urban development, features the work of Yamamo. Mr. Genta, a grandson of Seiichi Shirai, carefully guides visitors through the architectural complexes left behind by Seiichi Shirai. The article contains information that cannot be found even in books related to Seiichi Shirai. The interview team also visited our company and had a chance to talk with him, including the use of our restaurant, and exchange opinions with him often.

    We have been in contact with Mr. Genta since 2010, and we have been working together with him on the tea house, garden, and other stately initiatives. I was deeply moved by the fact that the “Yugen-seki,” which is the basic information about the building and his work with Mr. Genta, will remain as the name of the building.

    Many architectural works were born from the relationships with the “masters” that Seiichi Shirai came in contact with in Yuzawa, and they shaped the city. Their work has been handed down to future generations. We are delighted that our work has played a part in this and that we are able to stay close to the community throughout the ages. We will continue to pursue what only we can do, connecting industry and culture. Please take a look at our magazine._mediainfo._magazine

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    報紙出版_LIXIL eye JANUARY 2023 no.28

    我們公司 Yamamo 的努力已刊登在建築和城市發展信息雜誌“LIXIL eye”上。 白井徵一的孫子原太先生將細心帶您參觀白井徵一留下的建築物。 它包含即使是與白井晟一有關的書籍也無法輕易確認的實時信息。 採訪組還參觀了我們公司並談到了使用餐廳的情況,我們能夠很好地交換意見。

    我從 2010 年開始接觸原太先生,我們共同致力於茶室和花園等具有深遠意義的項目。 這次稍稍涉及了歷史,原先生的作品“遊元石”的建築物的基本信息仍保留為名稱,這讓我深受感動。

    白井晟一在湯澤結識了被稱為“丈夫”的人,許多建築由此誕生,城市也隨之成型。 作品留傳後世,流傳至今。 我們很高興我們的工作在其中發揮了作用,並且隨著時間的推移,我們與當地社區的關係越來越密切。 我們願連接產業與文化,追求只有我們能做的。 請看一下雜誌。

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    建築のまちを旅する 湯沢・横手

    人々との縁から広がった白井晟一の地方建築での試み

    ナビゲーター|白井原太

     異端の建築家といわれる白井晟一は、戦後の1940年代後半から60年代にかけて秋田県南部の湯沢・横手地域で多くの建物を設計した。そのうちいくつかは現在も使用されている。湯沢は白井が東京に設計した「試作小住宅」が移築された地でもある。

     湯沢・横手での仕事は戦後の白井の仕事の出発点となった。しかし地縁があったわけでもないのに、なぜ設計の仕事を得られたのか。白井晟一の孫で建築家、さらに湯沢市ふるさと応援大使を務める白井原太氏の案内で、いまに残るこの地の白井建築を訪ねた。

    <中略>

     白井が公共的な建築を手掛けるようになったのは晩年のため、初期に設計した建物で実際に見られるものは少ない。しかし湯沢にはまとまって残るうえ、旅館のように宿泊できる建物もある。この利点を湯沢の活性化に活かしていけないだろうか。原太氏にとって力強い仲間になるのが、ヤマモ味噌醤油醸造元7代目の髙橋泰氏だ。髙橋氏は大学で建築を学び、家業を継いだあとは、味噌醤油という伝統産業に新たな価値を示す活動に力を注ぎながら、拠点とする湯沢市岩崎地区のまちづくりも進めている。

     原太氏は試作小住宅の移築を機に初めて湯沢を訪れて以降、この地の人たちとの繋がりを深めている。「父・彪介に湯沢に連れて来られたことはないのですが、僕は息子を時々連れてきています。先々建築をやらせようというわけではなく、人とのつながりから生まれたものを見せたくて。父も祖父と一緒に来たことがあったそうです」。

     白井は人のつながりから、建築という「モノ」を湯沢・横手にいくつもつくった。原太氏は人のつながりを元に、湯沢・横手で「コト」をつくり出そうとしている。いつの世も、人々のつながりから新たな動きが起こる白井が湯沢に残したものは建物だけではないのだ。(記事抜粋)

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    白井原太 しらい・げんた

    1973年東京都生まれ。1997年多摩美術大学美術学部建築学科卒業。設計事務所勤務を経て、2000年より白井晟一建築研究所。建築、内装デザインの仕事のほか、祖父である建築家・白井晟一の仕事の保存、利活用にも取り組む。まち並や建築を描くことがライフワーク。著書・編集に『白井晟一の手と目』(鹿島出版会)、『白井晟一、建築を語る:対談と座談』(中央公論新社)など。2020年より秋田県湯沢市のふるさと応援大使を務める。

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    ヤマモ味噌醤油醸造元

    設計|佐藤才治
    改修設計(幽玄席)|白井原太 / 白井晟一建築研究所・アトリエNo.5
    竣工|1878年
    改修(幽玄席)|2021年より
    湯沢市岩崎岩崎124

    豪壮な店構えに、黒塀の向こうに再整備した約300坪の回遊式庭園「辿柒園(せんしつえん)」が広がる。初代が味噌・醤油づくりを始めたのは1867年。以来、歴代の当主は、この地の教育・文化の普及にも力を注いできた。7代目当主・髙橋泰氏が家業を継いだのは2007年のこと。と同時に、味噌醤油づくりの仕事を魅力あるものにしたいとの信念から大改革に踏み切った。パッケージを刷新し、自宅の一部はカフェに一新。独自の酵母菌を使った料理を、カフェレストラン、諸味蔵、さらに白井原太設計で白井晟一の「幽玄」の書にちなんで設けた茶室「幽玄席」や建物全体を巡りながら、1品ずつ供していく体験型ディナーツアーも始めた。発酵食文化の発信だけにとどまらず、岩崎エリアの活性化を目指す髙橋氏にとって、挑戦はまだまだ続く。

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    Traveling in the City of Architecture Yuzawa/Yokote

    Seiichi Shirai’s attempts at vernacular architecture that spread from his relationships with people

    Navigator|Genta Shirai

     Seiichi Shirai, considered an unorthodox architect, designed many buildings in the Yuzawa and Yokote areas of southern Akita Prefecture from the late 1940s to the 1960s after World War II. Several of these buildings are still in use today. Yuzawa is also the site where the “Prototype Small House” that Shirai designed in Tokyo was relocated.

     The work in Yuzawa and Yokote became the starting point for Shirai’s postwar work. But how was he able to obtain design work when he had no geographical ties to the area? We visited Shirai’s architectural works in this area, which still remain today, guided by Mr. Genta Shirai, grandson of Seiichi Shirai, architect, and Yuzawa City hometown support ambassador.

    <Overview>

     Shirai began working on public buildings in his later years, and few of the buildings he designed in his early years can actually be seen. However, in Yuzawa, there are buildings that remain in clusters, and some of them, like ryokan (Japanese-style inns), offer lodging. Why not take advantage of this and use it to revitalize Yuzawa? Mr. Yasushi Takahashi, the seventh-generation owner of Yamamo Miso Soy Sauce Brewery, will be a powerful ally for Mr. Genta. Mr. Takahashi studied architecture at university, and since taking over the family business, he has focused on creating new value for the traditional miso and soy sauce industry, while at the same time promoting community development in the Iwasaki district of Yuzawa City, where he is based.

     Since his first visit to Yuzawa when the prototype small house was relocated, Mr. Genta has deepened his connection with the people of the area. My father, Hyosuke, has never brought me to Yuzawa, but I sometimes bring my son here. It’s not that I want him to do architecture in the future, but I wanted to show him something that was born out of my connections with people. My father once came here with my grandfather,” he says.

     Shirai has created a number of architectural “objects” in Yuzawa and Yokote based on human connections. Mr. Genta is trying to create “things” in Yuzawa and Yokote based on human connections. In every generation, new movements are born from the connections among people, and Shirai’s legacy in Yuzawa is not limited to buildings alone. (Excerpts from the article)

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    Genta Shirai

    Born in Tokyo in 1973, Shirai graduated from the Department of Architecture, Faculty of Fine Arts, Tama Art University in 1997. After working for a design firm, he joined the Shirai Seiichi Architectural Institute in 2000. In addition to his work in architecture and interior design, he is also involved in the preservation and utilization of the work of his grandfather, architect Seiichi Shirai. Drawing cityscapes and architecture is his life’s work. He has written and edited several books, including “Shirai Seiichi’s Hands and Eyes” (Kajima Press) and “Shirai Seiichi, Talking about Architecture: Dialogue and Discussion” (Chuokoron Shinsha) He has served as a hometown support ambassador for Yuzawa City in Akita Prefecture since 2020.

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    Yamamo Brewery

    Design|Saiji Sato
    Renovation Design (Yugen-seki)|Genta Shirai / Shirai Seiichi Architectural Institute, Atelier No.5
    Completed|1878
    Renovation (Yugen-seki)|From 2021
    124 Iwasaki, Yuzawa City

    The grandiose storefront is surrounded by a redeveloped, circular garden “Senshitsuen” of approximately 3,000 square meters behind a black wall. The first generation began making miso and soy sauce in 1867. Yasushi Takahashi, the seventh generation head of the family, took over the business in 2007. At the same time, he made a major reform of the business in the belief that he wanted to make the business of miso and soy sauce making more attractive. He revamped the packaging and transformed part of his home into a café. He also started a hands-on dinner tour, where dishes made with his own yeast are served one by one in the café-restaurant, the Moromi-gura, and the “Yugen-seki,” a tea room designed by Genta Shirai and named after the calligraphy “Yugen” by Seiichi Shirai, as well as throughout the building. Mr. Takahashi’s challenge continues as he seeks to revitalize the Iwasaki area beyond the promotion of fermented food culture.

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    遊覽建築之城湯澤・橫手

    白井晟一對地域建築的嘗試從與人的聯繫展開

    導航器|白井原太

    白井誠一被稱為特立獨行的建築師,從 20 世紀 40 年代後期到戰後的 1960 年代,他在秋田縣南部的湯澤和橫手地區設計了許多建築物。 其中一些至今仍在使用。 湯澤也是白井在東京設計的“原型小屋”搬遷的地方。

    在湯澤和橫手的工作是白井戰後工作的起點。 但是,為什麼即使您與該地區沒有聯繫,您也會得到一份設計工作? 建築師白井晟一的孫子、湯澤故鄉的城市大使白井元太帶領我們參觀了這一地區僅存的白井建築。

    <略>

    由於白井晚年開始從事公共建築,他早年設計的建築很少能真正看到。 但是,在湯澤,也有可以像旅館一樣住宿的建築物。 難道不能利用這個優勢,振興湯澤嗎? 原先生的得力夥伴是山本味噌醬油廠第七代掌門人髙橋泰先生。 在大學學習建築學並接手家族企業後,髙橋先生專注於為味噌和醬油這一傳統產業展現新價值的活動,同時也在他所在的湯澤市岩崎區推動城市發展.

    原型小屋搬遷時,原太先生第一次訪問了湯澤,此後他加深了與當地人的聯繫。 “我父親美助從來沒有帶我來過湯澤,但我會時不時帶我兒子來這裡。聽說我父親曾經和我爺爺一起來過這裡。”

    白井根據人際關係在湯澤和橫手創造了許多建築“對象”。 基於人際關係,原先生試圖在湯澤和橫手創造“事物”。 白井在湯澤留下的不僅僅是建築物,人與人之間的聯繫催生了新的動向。 (摘自文章)

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    白井原太

    1973年生於東京。 1997年畢業於多摩美術大學美術學部建築系。 在設計事務所工作後,他於 2000 年加入白井清一建築研究所。 除了建築和室內設計工作外,他還參與了其祖父建築師白井晟一的作品的保存和利用。 他一生的工作是繪製街景和建築。 著著並編輯了《白井晟一的手和眼》(鹿島出版社)、《白井晟一談建築:對話與圓桌會議》(中央公論新社)。 2020年起擔任秋田縣湯澤市的家鄉支援大使。

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    Yamamo味噌醬油釀造商

    設計|佐藤才治
    改造設計(幽玄席)| 白井原太 / 白井晟一建築研究所, Atelier No.5
    完成|1878年
    裝修(幽玄席)| 從 2021 年開始
    湯澤市岩崎岩崎124

    在雄偉的店面前,約 300 坪的重新開發的散步花園“辿柒園”在黑色柵欄外展開。 第一代人於 1867 年開始製作味噌和醬油。 此後,歷代當家都致力於這一地區的教育和文化傳播。 2007 年,第七代當家高橋靖接管了家族企業。 與此同時,他懷著要讓製作大醬和醬油的工作更有魅力的信念,著手進行重大改革。 套餐已經更新,部分房子改成了咖啡廳。 參觀咖啡餐廳諸味蔵和由白井源太設計的幽玄席茶室(以白井晟一的書法“幽玄”命名),享用用我們自己的酵母製作的菜餚。我們還開始了親自動手的晚餐之旅. 對於以振興岩崎地區為目標的高橋先生來說,不僅僅是通過傳播發酵食品文化,挑戰還在繼續。

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    LIXIL eye

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    ”LIXIL eye”とは

    LIXIL eyeは「建築・まちづくりから生活文化を探求する情報誌」として、建築やまちづくりの計画や設計にお役立ていただけるさまざまな特集記事をお届けするLIXIL発行の情報誌です。

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    About “LIXIL eye”

    LIXIL Eye is an information magazine that explores lifestyle and culture through architecture and urban development, and provides a variety of feature articles that are useful for planning and designing architecture and urban development.

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    什麼是”LIXIL eye

    LIXIL eye 是一本信息雜誌,由 LIXIL 出版,作為從建築和城市發展探索生活方式文化的信息雜誌,提供對規劃和設計建築和城市發展有用的各種專題文章。

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  • 記事掲載のお知らせ_BRUTUS®_November Issue

    BRUTUS®11月号に弊社ヤマモの記事が掲載されております。「人生変えちゃう、おいしい一泊旅」をテーマに全国から8カ所の旅の目的地が取り上げられ、「北東北でイノベーションを起こす、発酵のニュースターを訪ねて。」のタイトルで弊社の新たなサーヴィスが特集されております。

    革新的発酵の核となるViamver®︎酵母の効果を実感していただく“ディナーツアー”として9皿9種のペアリングを100年を超す木樽の並ぶ諸味蔵や建築家・白井晟一にまつわる茶室など、5つのロケーションを巡りながら召し上がっていただきます。同一酵母によるペアリングだけではなく様々な建築空間にも合わせることで、特殊酵母の発見に至った環境や経緯、高橋家と文化人の交流により紡がれてきた文化や風土を体感していただくものです。

    外部チームの佐藤シェフや研究者の木村さんにも触れていただき、専門家を交え、エビデンスベースで取り組みを進めてきたことが記事に収められています。簡単なカフェメニューからはじまり、3年で本格的なレストランとして営業できていることにチームの皆で喜びを感じています。このメディアを機に、新たな発酵の世界を体験していただきたいと思います。

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    News of Article Publication_BRUTUS®_November Issue

    The November issue of BRUTUS® features an article on Yamamo. Under the theme of “A delicious overnight trip that will change your life,” eight destinations from across Japan are featured in the article, “Visit the New Star of Fermentation, Innovation in the Northern Tohoku Region. Our new service is featured under the title “Visit the New Star of Fermentation, Innovating in the Northern Tohoku Region.

    The “Dinner Tour,” which allows guests to experience the effects of Viamver®︎ yeast, the core of innovative fermentation, will feature 9 dishes and 9 pairings served in 5 different locations, including a Moromi warehouse with over 100 year old wooden barrels and a tea house associated with architect Chenichi Shirai. The event will be held at five different locations, including a Moromi warehouse with over 100-year-old wooden barrels and a tea house related to the architect Chenichi Shirai. By pairing not only the same yeast but also various architectural spaces, visitors will be able to experience the environment and background that led to the discovery of the special yeast, as well as the culture and climate that has been spun out through the interaction between the Takahashi family and cultural figures.

    The article also touches on Chef Sato and researcher Mr. Kimura from the outside team, and captures the efforts that have been made with experts and on an evidence basis. Everyone on the team is delighted that what started as a simple café menu has become a full-fledged restaurant in three years. We hope that this media outlet will be an opportunity for you to experience the new world of fermentation._mediainfo._magazine

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    報紙出版_BRUTUS®_November Issue

    一篇關於 Yamamo 的文章發表在 11 月號的 BRUTUS® 上。 以“改變生活的美味過夜旅行”為主題,挑選了來自全國的8個旅遊目的地,以及以“探訪為北東北帶來創新的發酵新星”為主題的新服務。 ”是特色。

    體驗創新發酵核心Viamver®︎酵母效果的“晚餐之旅”包括9道菜和9種搭配,在5個地點享受美食。通過匹配不僅相同的酵母配對,還匹配各種建築空間,您可以體驗導致發現特殊酵母的環境和背景,以及通過高橋家族與文化人之間的互動而編織的文化和氣候。

    這篇文章描述了我們如何在外部團隊的主廚佐藤和研究員木村先生以及專家的幫助下,一直在研究一種基於證據的方法。從一個簡單的咖啡館菜單開始,團隊中的每個人都很高興我們能夠在三年內開設一家成熟的餐廳。我們希望您能藉此機會體驗發酵的新世界。

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    北東北でイノベーションを起こす、発酵のニュースターを訪ねて。

    髙橋 泰
    たかはし・やすし/1979年秋田県生まれ。
    <ヤマモ味噌醬油醸造元>7代目。製品の海外輸出、インバウンドの受け入れなど事業を拡張。2020年に酵母「ヴィアンヴァー」を発見し、日本醸造学会発表。微生物特許取得。

    伝統的味噌醤油の基礎技術を革新し、従来の蔵からは想像もつかない料理を出す醸造所。そして、新規参入が不可能といわれる日本酒の世界で新たな酒のジャンルを切り開く醸造所。湯沢から男鹿へ、革新的な秋田の醸造元を訪ねる旅。

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    Visit to the New Star of Fermentation, an Innovator in the Northern Tohoku Region.

    Yasushi Takahashi
    Born in Akita Prefecture in 1979.
    <He is the seventh generation of the Yamamo Brewery. In 2020, he discovered the yeast “Vianver” and presented it to the Japanese Society of Brewing Science. Obtained patent for microorganism.

    A brewery that innovates the basic technology of traditional miso and soy sauce and produces dishes unimaginable from a traditional brewery. And a brewery that pioneers a new genre of sake in the world of sake, which is said to be impossible for newcomers to enter. From Yuzawa to Oga, a trip to visit innovative Akita breweries.

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    參觀在東北北部帶來創新的發酵新星。

    高橋 泰
    1979年出生於秋田縣
    <山茂味噌醬油釀造商> 第7代。 我們通過向海外出口產品和接待入境游客來擴大業務。 2020年,他發現了酵母“Vienver”,並將其贈送給日本釀酒協會。 獲得微生物專利。

    創新傳統味噌和醬油的基本技術,生產傳統啤酒廠無法想像的菜餚的啤酒廠。 以及在清酒世界中開闢新酒類的釀酒廠,據說這對新進入者來說是不可能的。 從湯澤前往男鹿,參觀秋田的創新啤酒廠。

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    独自の酵母から新しい食の世界を追求。

    味噌や醤油、日本酒などの醸造が昔から盛んな秋田県で、独自もアプローチで食の世界の注目を集める人がいるという。そんな2人の発行のニュースターに出会うため、まずは湯沢市の<ヤマモ味噌醬油醸造元>を訪ねた。

    湯沢市の岩崎地域は、古くから味噌醬油の醸造が盛んだったエリア。7代目の髙橋泰さんは次々と新しいアイデアを形にしてきた。蔵に開いたカフェレストランでは、この蔵で発見され、「Viamver®(ヴィアンヴァー)」と名づけられた特殊な酵母を使った料理を提供している。微生物や発酵を専門チスル研究者の協力を得てこの酵母を分析し、その特徴を引き出した料理なのだ。「調べたところ、一般的に味噌由来の酵母に比べて、旨味成分であるコハク酸を1.5倍ほど醸成することがわかりました。ヴィアンヴァーの酵母液に肉や魚を漬け込むことで軟らかくし、その旨味と酵母の発酵に必要な塩分で調味しています」と髙橋さん。

    さらに、研究からヴィアンヴァーは他の酵母より多くのアルコールを生むことが判明。これを酒造りに応用しているとういうのだから驚きだ。

    「ワインの世界ではヴィアンヴァーのような酵母は腐敗菌とされて嫌われますが、ヴィアンヴァーを使ったオリジナルのワインを開発しました」。このナイアガラ種を使ったワイン「プロスロギオン」はクセがなく、料理との相性もいい。こうしてすべての料理とワインにヴィアンヴァーを使った単一酵母によるフルペアリングのコースが完成した。

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    Pursuing a new world of food from a unique yeast.

    In Akita Prefecture, where miso, soy sauce, sake, and other fermented foods have long been popular, there are two people whose unique approaches are attracting attention in the food world. To meet these two new stars of publishing, we first visited the Yamamo Miso Soy Sauce Brewery in Yuzawa City.

    The Iwasaki area of Yuzawa City has long been a popular area for miso and shoyu brewing, and Yasushi Takahashi, the seventh-generation owner of the brewery, has been putting his new ideas into practice one after another. The café-restaurant he has opened in the brewery serves dishes made with a special yeast discovered in the brewery and named “Viamver®. The yeast was analyzed with the help of a microbiologist specializing in microbiology and fermentation, and its characteristics were extracted from the food. We marinate meat and fish in Viamver® yeast solution to soften them, and season them with the flavor and salt necessary for the yeast to ferment,” says Takahashi.

    Furthermore, research has shown that Viamver® produces more alcohol than other yeasts. This is surprising because it has been applied to sake brewing.

    In the wine world, yeast such as Viamver® is considered a spoilage fungus and is frowned upon, but we have developed an original wine using Viamver®,” says Takahashi. This “Proslogion” wine made with Niagara grapes has no peculiarities and goes well with food. Thus, a single yeast full-pairing course was completed, using Viamver® for all dishes and wines.

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    從我們自己的酵母中尋找新的食物世界。

    在長期釀造味噌、醬油和清酒的秋田縣,有一個人以自己獨特的方式吸引了美食界的關注。為了認識這兩家出版社的新星,我們首先參觀了湯澤市的<Yamamo味噌醬油釀造商>。

    湯澤市的岩崎地區長期以來一直是味噌醬油生產的繁榮地區。第七代高橋泰,一個又一個的新想法成型。倉庫中開設的咖啡餐廳使用倉庫中發現的一種名為“Viamver®”的特殊酵母供應菜餚。在專門研究微生物和發酵的千鶴研究員的合作下,分析了這種酵母,並提出了菜餚的特點。 “當我研究它時,我發現它產生的琥珀酸是一種鮮味成分,與味噌衍生的酵母相比,它的產量大約高出 1.5 倍。我們用鮮味和酵母發酵所需的鹽對其進行調味,”高橋說。

    此外,研究表明 Viamver®比其他酵母產生更多的酒精。我很驚訝地發現這被應用於清酒釀造。

    “在葡萄酒的世界裡,像 Viamver®這樣的酵母被認為是腐敗真菌並受到憎恨,但我們使用 Viamver®開發了一種原創葡萄酒。” Proslogion 是一種由尼亞加拉葡萄釀製的葡萄酒,沒有特色,與食物搭配得很好。這樣,一個完整的使用 Viamver®的單一酵母搭配所有菜餚和葡萄酒的課程就完成了。

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    1 湯沢市から車で10分ほどの<ヤマモ味噌醬油醸造元>。老舗の佇まいだが、内装はスタイリッシュに改装されている。
    2 店頭のショップには、ヤマモの主力商品である醤油などが並ぶ。パッケージがリデザインされていても昔から変わらぬ味。
    3 ヴィアンヴァー酵母や発酵についてもレクチャーしてくれる。
    4 醤油より旨味の強い「ヴィアンヴァーソイソース」(1,836円)と「ヴィアンヴァーヴェジタブルソルト」(2,052円)。
    5 ヴィアンヴァーを発酵させて造ったオリジナルワイン「プロスロギオン」。これをペアリングのベースにし、アレンジ。

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    1 Yamamo Brewery is a 10-minute drive from Yuzawa City. It has the appearance of a long-established business, but the interior has been stylishly renovated.
    2 Yamamo’s mainstay products, including soy sauce, are displayed in the storefront store. The packaging may have been redesigned, but the taste is the same as it has always been.
    3 Viamver® also gives lectures on yeast and fermentation.
    4 “Viamver® Soy Sauce” (1,836 yen) and “Viamver® Vegetable Salt” (2,052 yen) have a stronger flavor than soy sauce.
    5 “Proslogion,” an original wine made by fermenting Viamver®. This was used as the base for the pairing and arranged.

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    1 從湯澤市<Yamamo味噌醬油釀酒醸造商>開車約10分鐘。 看似老字號的店鋪,內部裝修時尚。
    2 店麵店裡,排列著醬油等山茂的主打商品。 即使包裝已經重新設計,味道還是一樣的。
    3 他還將講授 Viamver®酵母和發酵。
    4 比醬油味道更濃郁的“Viamver®醬油”(1,836日元)和“Viamver®蔬菜鹽”(2,052日元)。
    5 Viamver®發酵釀製的原酒“Proslogion”。 將此用作配對和排列的基礎。

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    5つのロケーションで味わう体験型ディナーツアー

    いよいよ、そのフルコースをいただくことに。写真ではすべての料理はお見せできないが、このディナーは通常のレストランスペースだけでなく、蔵の空間全体を使い、実に5ヵ所のロケーションで繰り広げられる。ファクトリーツアーとディナーを同時に楽しめる食の体験としてデザインされているのだ。

    ディナーはまず諸味蔵からスタート。対象の年号がつき100年以上経過している木樽が並び、強い諸味の香りがする空間で、フィンガーフードと併せワイン「プロスロギオン」をいただく。次に「初代の蔵」と呼ばれる蔵へ移動。歴史が堆積しとようなこの蔵で2品目の前菜をいただき、レストランスペースへ。3品目はフレッシュな魚介3種にそれぞれどぶろくが添えられている。「どぶろくをシャリとして、寿司に見立てました」と髙橋さん。どぶろくは、翌日に向かう男鹿の新進気鋭の醸造所<稲とアガベ醸造所>の水もとと、岩手県遠野市のオーベルジュ<とおの屋>のどぶろくを使用。髙橋さんは個性的な造り手である両者にヴィアンヴァーによるどぶろくを委託醸造し、成功。近々製品化予定だ。その後もレストランでサラダ、魚メインディッシュと続き、次に案内されたのは「幽玄席」という名の茶室。秋田とも関わりの深い建築家・白井晟一による「幽玄」の書にちなんだ茶室だ。魚と肉のメインの間に茶室が設けられ、スープとお茶が提供されるというのも、なんともユニーク。そしてまたレストランに戻り、肉のメインディッシュへと続く。このラムがまた絶品。臭みもなくジューシーでブドウとみかんを発酵させた2種類のソースが複雑な甘みと酸味を添える。最後は庭を見渡せる座敷で、デザートとデザートカクテルで締めくくられる。味覚だけでなく五感で感じる強烈な体験だった。

    「酒の蔵など、垣根を越えて横断的にいろいろな人たちと組むことで、イノベーティブなことができる」

    髙橋さんは、この敷地のすぐ近くの古い家屋を購入し、今後オーベルジュにする予定だという。彼のイノベーションはまだまだ止まらない。

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    An interactive dinner tour of five locations

    Finally, we were served the full course. Although the photos do not show all of the dishes, the dinner will be held at five different locations, using not only the regular restaurant space but also the entire warehouse space. It is designed as a culinary experience that allows visitors to enjoy the factory tour and dinner at the same time.

    The dinner begins at the Moromi-Gura. In a space lined with wooden barrels that are more than 100 years old and bearing the target year and have a strong Moromi aroma, you will be served “Proslogion” wine along with finger foods. Next, we moved on to the “first storehouse”. After the second appetizer, we moved to the restaurant space, where three kinds of fresh seafood were served with doburoku. We used doburoku as a rice to make it look like sushi,” said Mr. Takahashi. The doburoku was made from the up-and-coming brewery Ina to Agave Brewery in Oga, which was to be visited the next day, and doburoku from Tonoya, an auberge in Tono City, Iwate Prefecture. Mr. Takahashi commissioned both of these unique brewers to brew doburoku with Viamver®, and it was a success. The product is scheduled to be commercialized in the near future. After the salad and main dish of fish, we were shown to a tea ceremony room called “Yugen-seki,” which was designed by an architect with close ties to Akita. The next stop was a tea room called “Yugen-seki,” named after the calligraphy “Yugen” by architect Seiichi Shirai, who has close ties to Akita Prefecture. The fact that the tea room was set up between the fish and meat entrees, where soup and tea were served, was quite unique. Then it was back to the restaurant for the meat main course. This lamb was again superb. It was juicy without any smell, and the two kinds of sauce made from fermented grapes and mandarin oranges added a complex sweet and sour flavor. The meal ends with dessert and dessert cocktails in the tatami room overlooking the garden. It was an intense experience for all five senses, not just the palate.

    By working with a variety of people across barriers, including sake breweries, we can do innovative things.

    Mr. Takahashi plans to purchase an old house near this site and turn it into an auberge. His innovation has not yet stopped.

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    5個地點的體驗式晚餐之旅

    最後,我決定參加完整的課程。我們無法將照片中的所有菜餚都展示出來,但這次晚宴將不僅在通常的餐廳空間舉行,還將在整個倉庫空間舉行,並將在五個地點舉行。它被設計為一種美食體驗,您可以同時享受工廠參觀和晚餐。

    晚餐從森村開始。在裝滿 100 多年曆史的木桶並散發著濃郁的醪香的空間中,您可以享用手抓食物和葡萄酒“Proslogion”。接下來,我們搬到了一個叫做“第一倉庫”的倉庫。在這個歷史悠久的倉庫裡吃了兩道開胃菜後,我們去了餐廳空間。 3個項目是3種新鮮海鮮,每種都配有濁酒。 “我用濁酒作為壽司飯,讓它看起來像壽司,”高橋說。 濁酒的水源來自男鹿的新銳釀酒廠和岩手縣遠野市的Auberge的濁酒。高橋先生委託兩位獨特的釀酒師使用Viamver®釀造濁酒並成功。計劃於近期投入生產。之後,我們繼續在餐廳享用沙拉和魚主菜,然後我們被引導到名為幽玄席的茶室。這是一間以與秋田有深厚淵源的建築師白井晟一的書法“幽玄”命名的茶室。在魚肉主菜之間設置茶室,供應湯品和茶水,頗具特色。然後我們回到餐廳享用肉類主菜。這款朗姆酒也很棒。兩種類型的發酵葡萄和橘子醬增加了複雜的甜味和酸味。晚上在俯瞰花園的榻榻米房間里以甜點和甜點雞尾酒結束。這是一種強烈的體驗,不僅可以品嚐,還可以用所有五種感官感受。

    “你可以通過跨越清酒釀酒廠等障礙並與不同的人合作來做創新的事情。”

    高橋計劃在該地點附近購買一棟舊房子,並在未來將其變成一家旅館。他的創新還在繼續。

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    ディナーツアースタート!

    諸味蔵
    スターターは諸味の香りに包まれた空間で。
    ヴィアンヴァーのソミュール液(漬け込み液)に漬け込んだ豚肉が、ブドウやブルーチーズとともにパイにのせられたフィンガーフード。肉はほろりとする軟らかさ。

    初代の蔵
    ジビエも肉質改善で上品な一品に。
    ヤマモで最も歴史のある「初代の蔵」にて。マッシュルームに豚肉やサツマイモ、マイタケなどが盛られた一品。臭みもなく、口の中でほどけるような肉質は鹿肉とは思えない。

    レストラン
    新鮮な魚介とどぶろくを寿司に見立てた前菜。
    タコ、カツオ、ヒラメに、それぞれ<稲とアガベ>の水もととライム、水もとと赤ワイン、水もとと<とおの屋>のどぶろくを混ぜたものが。グラスはガリ風シャンディガフ。

    レストラン
    岩崎地区を表現したサラダ。
    葉野菜は、湯沢市の地熱を利用した水耕栽培のもの。鮎の肝と豆腐、ホウレン草を発酵させたムースや食用コオロギの粉末も。発酵チェリーとプロスロギオンを合わせた一杯。

    茶室
    メイン前の口直しにお茶席でお茶とスープを。
    静岡の<TeaRoom>のほうじ茶にいぶりがっこを少量投入。ほんのり燻製香が感じられるお茶。ヴィアンヴァーソルトを入れると旨味が加わりだしのような味わいに。スープはシャドークイーンのヴィシソワーズ。

    レストラン
    ヴィアンヴァーの真骨頂のメインディッシュ。
    肉のメインは秋田県白神産のラム。酵母のソミュール液に漬け込むことで特有の臭みはまったくなく、非常に軟らかい。ドリンクは<とおの屋>のどぶろく「生酛」。

    座敷
    居間のような座敷席で〆のデザート。
    ソイジェラートと20年の熟成味噌を使ったクレームブリュレ。デザートで初めて味噌醤油らしい味が。貴腐ワインのようにアレンジされたプロスロギオンとともに。


    ヤマモ味噌醬油醸造元
    1867(慶応3)年創業。あま塩醤油、あじ自慢(めんつゆ)、低温熟成味噌「雪解け」などの商品も人気。
    秋田県湯沢市岩崎124☎0183・73・2902。ランチ11時~15時、ディナー18時~22時(要予約)。カフェ10時~17時。不定休。フルペアリングディナーツアー33,000円。

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    Dinner tour starts!

    Moromi-Gura
    The starter is a space filled with the aroma of Moromi.
    Finger food of pork marinated in Viamver® sommelier (marinade), served on a pie with grapes and blue cheese. The meat is soft and tender.

    The first storehouse
    Gibier is also an elegant dish with improved meat quality.
    At the Hatsudai no Kura, Yamamo’s oldest restaurant. Mushrooms are served with pork, sweet potatoes, maitake mushrooms, and other ingredients. The meat has no odor and melts in the mouth, making it hard to believe it is venison.

    Restaurant
    Fresh seafood and doburoku are used as a sushi appetizer.
    Octopus, bonito, and flatfish are served with a mixture of mizumoto and lime, mizumoto and red wine, and mizumoto and doburoku, respectively. The glass is a Gali-style chandigafu.

    Restaurant
    Salad representing the Iwasaki area.
    The leafy vegetables are hydroponically grown using geothermal heat from Yuzawa City. Fermented sweetfish liver and tofu, spinach mousse and edible cricket powder are also available. A cup of fermented cherries and prothlogion.

    Tea Room
    Tea and soup at the tea room to refresh the palate before the main course.
    A small amount of iburigakko was added to hojicha tea from in Shizuoka. The tea has a slight smoky flavor, and the addition of Viamver® salt gives it a dashi-like taste. The soup is Shadow Queen Vichyssoise.

    Restaurant
    The main dish is the essence of Viamver®.
    The main meat dish is lamb from Shirakami, Akita Prefecture. The lamb is marinated in a yeast sommelier solution, so it is very tender and has none of the characteristic odor. The drink is “Nama-Hashiroshi,” a doburoku made by Toonoya.

    Zashiki (tatami room)
    Finish off your meal with a dessert in the living room-like tatami room.
    Soy gelato and crème brûlée made with 20-year-aged miso. For the first time, dessert tastes like miso soy sauce. Served with Proslogion, which is arranged like a noble rot wine.


    Yamamo Brewery
    Established in 1867. Products such as Amashio soy sauce, Ajijman (men-tsuyu), and low-temperature-aged miso “Yukikaze” are also popular.
    Lunch 11:00 – 15:00, Dinner 18:00 – 22:00 (reservation required). Cafe 10:00-17:00. Closed irregularly. Full-pairing dinner tour 33,000 yen.

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    晚餐之旅開始!

    森倉
    開胃菜是在一個被醪香包圍的空間裡。
    用 Viamver® Saumur 液體(醃製液體)醃製的豬肉手指食品,放在帶有葡萄和藍紋奶酪的餡餅上。肉又軟又嫩。

    第一倉庫
    吉比爾也是一道改善肉質的優雅菜餚。
    在山茂最古老的啤酒廠,第一家啤酒廠。一盤蘑菇、豬肉、紅薯、舞茸等。它沒有異味,入口即化的肉是鹿肉。

    餐廳
    類似壽司的新鮮海鮮和doburoku的開胃菜。
    章魚、鰹魚和比目魚混合米飯和龍舌蘭水本和酸橙,水本和紅酒,以及水本和遠野屋濁酒。玻璃是 Gari 風格的 Shandy Gaff。

    餐廳
    表現岩崎地區的沙拉。
    葉菜是利用湯澤市的地熱水培種植的。還提供香魚肝和豆腐、發酵菠菜慕斯和食用蟋蟀粉。一杯發酵的櫻桃和proslogion。

    茶室
    茶道中的茶和湯,以在主菜前清潔味覺。
    靜岡縣的焙茶中添加了少量的iburi gakko。一種帶有輕微煙熏味的茶。添加 Viamver® 鹽可增加鮮味,使其嘗起來像湯料。湯是影子女王維希索絲。

    餐廳
    Viamver® 真正超值的主菜。
    主要的肉是秋田縣白神產的羊肉。在酵母 Saumur 液體中醃製,沒有獨特的氣味,非常柔軟。飲料是濁酒“生酛”。

    榻榻米房間
    在像客廳一樣的榻榻米房間裡完成甜點。
    用大豆冰淇淋和 20 年陳釀味噌製成的焦糖布丁。甜點第一次嘗起來像味噌醬油。像貴腐酒一樣排列著序號。


    Yamamo味噌醬油釀造商
    成立於 1867 年(京王 3 年)。 其他受歡迎的產品包括 甘塩醬油、味自慢、和低溫陳年味噌“雪解”。
    秋田縣湯澤市岩崎124☎0183-73-2902。 午餐 11:00-15:00,晚餐 18:00-22:00(需預約)。 咖啡廳從 10:00 到 17:00。 不定期的假期。 全配對晚餐之旅 33,000 日元。

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    BRUTUS®︎

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    ○”BRUTUS®︎”とは

    BRUTUS®︎は、株式会社マガジンハウスが毎月1日・15日の隔週刊行するポップカルチャー総合誌。

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    ○About “BRUTUS®︎”

    BRUTUS®︎ is a comprehensive pop culture magazine published bi-weekly on the 1st and 15th of every month by Magazine House, Inc.

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    ○什麼是”BRUTUS®︎”

    BRUTUS®︎ 是由 Magazine House Co., Ltd. 於每月 1 日和 15 日每隔一周出版的綜合流行文化雜誌。

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  • 記事掲載のお知らせ_NIHONMONO

    「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン”NIHONMONO”にてヤマモの記事が掲載されております。中田英寿さんにお越しいただき、ツアーの中でViamver®︎酵母の効能や発見に至るプロセスをご説明し、同一酵母によるワインとフードのペアリングをしていただきました。意図した発酵に対する見解やつくり手の想いとその価値をどのように世の中に伝えていくのか、非常に興味深くお話をすることができました。

    技術やジャンルを横断し働くことができる酵母のため、ワイン醸造のように、他業種とコラボレーションしながらその可能性について追求を続けています。これは非常にやり甲斐のあることですが、全く新しい商品や価値観を伝えていくことは簡単なことではありません。目に見えない菌のことや繊細な味わいは、時に分かりやすく簡単にしたり、角度を変えてみたりしないといけないのかもしれません。日本酒の価値を世界に伝える取り組みもされている中田さんとのお話では、そのようなことを考えさせられました。

    これまでの七代目の取り組みについて記事にしていただいております。ぜひ、ご覧いただきたいと思います。

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    News of Article Publication_NIHONMONO

    An article about Yamamo is featured in NIHONMONO, a travel magazine that explores the ‘real things’ of ‘Japan’. Hidetoshi Nakata visited us and explained the benefits of Viamver®︎ yeast and the process that led to its discovery during the tour, and paired wines and food with the same yeast. We had a very interesting discussion about their views on the intended fermentation and the thoughts of the creators and how they communicate their values to the world.

    Because of the yeast’s ability to work across technologies and genres, we continue to explore its potential in collaboration with other industries, such as winemaking. This is very rewarding, but it is not easy to communicate completely new products and values. The invisible bacteria and delicate flavours may sometimes have to be made easier to understand or from a different angle. Our conversation with Mr Nakata, who is also involved in efforts to communicate the value of sake to the world, made us think about this.

    They have written an article about the efforts of the 7th generation so far. We hope you will take a look at it._mediainfo._magazine

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    報紙出版_NIHONMONO

    一篇關於 Yamamo 的文章發表在“NIHONMONO”上,這是一本關於“日本”中“真實事物”的旅遊雜誌。 中田英寿先生拜訪了我們,並在參觀過程中解釋了 Viamver®︎ 酵母的功效和導致發現的過程,並將葡萄酒和食物與相同的酵母搭配在一起。我能夠非常感興趣地談論如何傳達對預期發酵的看法,創作者的感受以及他們對世界的價值。

    由於酵母可以跨越技術和流派,我們將繼續與釀酒等其他行業合作,挖掘其潛力。 這是非常有益的,但要傳達一個全新的產品或價值並不容易。 看不見的細菌和微妙的味道有時可能不得不簡單易懂,或者你可能不得不改變角度。 與同樣致力於向世界傳達清酒價值的中田先生交談,讓我想到了這一點。

    我們讓你寫一篇關於迄今為止第七代的努力的文章。 我想讓你看看。

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    未来を模索し7代目当主が選んだ発酵の進化「ヤマモ味噌醤油醸造元」

    秋田県南部を流れる皆瀬川は、小安峡を下り、稲庭うどんの里を潤し、成瀬川と合流して湯沢の町に出る。さらに下れば県南一の大河である雄物川とも合流するこの一級河川は、地域に滋養をもたらす豊かな川だ。1867年、皆瀬川の近くで味噌醤油造りを始めたのが「ヤマモ味噌醤油醸造元」の創業者・高橋茂助である。美しい水は味噌醤油造りに欠かせない、そして川が近くにあれば、船での運搬もできる。こうして、蔵は少しずつ販路を広げ大きくなってきた。150年の時が過ぎ、ヤマモ味噌醤油醸造元は7代目当主・高橋泰さんが継いでいる。名に「安泰」の泰が刻まれているが、泰さんが最初に選んだのは変革の道だ。

    それまでは建築の世界を目指していたが、27歳の時、秋田に戻り家業を継いだ。誰かが継ぐなら自分が継ごう、誰かが潰すことになるのならそれは自分の代にであってほしい、と知らずと自身の心の中にしっかりと住み着いていた蔵への愛が継ぐ決断をさせたのだ。とはいいながらも北国・秋田の小さな蔵の閉塞感。泰さんは「これではダメだ」と感じた。なにしろ自分自身が味噌醤油の仕事に魅力を感じない。それなら自分で変えるしかないと、たった1人で会社のリブランディングを手がけ始めた。

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    In search of the future, the 7th generation head of the family chose the evolution of fermentation, ‘Yamamo Miso and Soy Sauce Brewing Company’

    The Minase River flows through the southern part of Akita Prefecture, descends the Oyasu Gorge, enriches the Inaniwa Udon noodle village and joins the Naruse River in the town of Yuzawa. In 1867, Mosuke Takahashi, founder of the Yamamo Miso and Soy Sauce Brewing Company, began making miso and soy sauce near the Minase River. The beautiful water was essential for miso and soy sauce production, and the proximity of the river made it possible to transport the products by boat. After 150 years, the Yamamo Miso and Soy Sauce Brewing Company is now in the hands of the seventh generation of the family, Yasushi Takahashi. The name “Yasushi” is inscribed in his name, but Yasushi’s first choice was the path of change.

    He had previously set his sights on a career in architecture, but at the age of 27 he returned to Akita to take over the family business. His decision to take over the business was driven by his love for the brewery, which had unknowingly taken up residence in his heart, and he thought that if someone else was going to take over the business, it should be him. However, the small brewery in Akita, in the north of Japan, was feeling a sense of entrapment. Tai felt that this was not good enough. He was not attracted to the miso and soy sauce business himself. He decided that he had no choice but to change things himself, and started working on the rebranding of the company on his own.

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    為了尋找未來,第七代族長選擇了發酵進化的“Yamamo味噌醬油釀造商”

    流經秋田縣南部的水瀨川流下親安峽,滋潤稻庭烏冬村,匯入成瀨川,匯入湯澤町。 再往下,與縣南部最大的河流——大物川匯合的一級河流,是滋養地區的富饒河流。 1867年,“Yamamo味噌醬油釀造商”的創始人高橋茂助在水瀨川附近開始製作味噌醬油。 美麗的水是製作味噌醬油的必要條件,如果附近有河流,可以乘船運輸。 就這樣,倉庫逐漸拓寬了銷售渠道,規模越來越大。 150年後,Yamamo味噌醬油由第7代老闆大高橋先生釀造。 名字上刻著“安泰”二字,但泰先生首先選擇了改變的道路。

    在那之前,他一直以建築世界為目標,但在 27 歲時,他回到秋田並接手了家族企業。 如果有人成功了,我就繼承它,如果有人粉碎了它,我想讓它成為我的替代品,我會做出決定,繼承那份在不知不覺中牢牢紮根在我心中的倉庫的愛。 然而,在日本北部秋田的一個小倉庫裡,有一種堵車的感覺。 靖先生覺得:“這樣不行。” 畢竟,我發現自己並沒有被味噌醬油的工作所吸引。 然後我不得不自己改變它,所以我開始自己重新命名公司。

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    最初から目を向けたのは海外だった。誇り高い日本の伝統文化を海外に発信していく使命を自分が担うのだという決意もあった。醤油のラベルを日英表記にし、外国語対応の公式HPを制作、伝統産業の良さを残しながらも、その過程から生まれたデザインは、従来とは180度違うもののように見えた。いや、傍目には「違うもの」としか映らない。古参の社員とぶつかり、ついには両親とも衝突する。疲弊し迷う日々、それでも仕事の成果が泰さんを後押しする。海外貿易に取り組んだ2年目で台湾での取引が始まり、翌年には海外での展示会に積極的に出品し本格的な海外進出を果たした。2013年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、業界でも注目を集める存在へとなっていく。そして代々大切に受け継がれてきた高橋家邸宅の庭を見学の一部としたファクトリーツアーを企画するなど、蔵内を以前とはまったく異なる体験型蔵元へと刷新した。さらに、庭の景色を楽しみながら特殊酵母を使った料理だけでコースをつなぐ「YAMAMO GARDEN CAFE」をオープンした。

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    From the very beginning, it was abroad that he set his sights on. There was also a determination that I would be the one to take on the mission of communicating the proud traditional Japanese culture overseas. The soy sauce labels were changed to Japanese and English, an official website was created in foreign languages, and while retaining the good qualities of traditional industry, the design that emerged from the process looked 180 degrees different from what had been done before. No, to the casual observer, it only looked ‘different’. He clashes with old employees and finally with his parents. Tired and lost day after day, Yasu is still encouraged by the results of his work. In the second year of his involvement in overseas trade, he began doing business in Taiwan, and the following year he made a full-fledged foray overseas by actively exhibiting his products at overseas trade fairs. The brewery was also revamped into a completely different experience-oriented brewery by organising factory tours that include the garden of the Takahashi family mansion, which has been carefully passed down from generation to generation, as part of the tour. Furthermore, they opened the YAMAMO GARDEN CAFE, which connects courses with dishes made only with special yeast while enjoying the view of the garden.

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    從一開始,我就把注意力轉向了海外。我也決心肩負起將日本引以為豪的傳統文化傳播到海外的使命。醬油標籤用日文和英文寫成,外文官網創建,在保留了傳統行業的優點的同時,從那個過程中誕生的設計似乎與傳統的180度不同。不,它只是在側面看起來像“不同的東西”。他與一位老員工相撞,最終與他的父母相撞。即使我筋疲力盡,迷失方向,我的工作成果仍然支持靖先生。對台交易始於從事外貿工作的第二年,次年積極參加海外展會,實現了全面的海外擴張。 2013年榮獲Good Design Award,將成為業界矚目的存在。倉本被改造成了一個完全不同的體驗式倉本,例如計劃工廠參觀,包括參觀代代相傳的高橋宅邸花園。此外,我們還開設了“YAMAMO GARDEN CAFE”,一邊欣賞庭園美景,一邊將課程與僅使用特殊酵母的菜餚聯繫起來。

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    カフェの料理提供の裏には、伝統産業の革新の陰で、泰さんが行い続けた「試験醸造」がある。会社を継いでから泰さんは味噌醤油以外の業界で使われる菌を積極的に使用したり、他業種の技術応用を取り入れてみたりと様々な実験を重ねてきた。その前例にない実験が自社の特殊な蔵付き酵母菌が旨味を多量に醸成するという事実の発見に至った。さらに、味噌の醸造に活用される酵母菌は好塩性といい、塩のある環境下で活発に活躍するものが多いとされる。しかしこの酵母菌は、好塩性であるだけでなく、塩がなくても生きて活躍でき、またアルコールを6%近く生成する能力を持つ特殊な菌だということが分かった。「魚介由来の旨味にフルーツや吟醸香にも似た華やかな香り、そして肉質改善やマスキング効果などの効能も併せ持った酵母でした」と泰さん。10年に及ぶ試験醸造を繰り返し発見されたこの酵母は「Viamver®(ヴィアンヴァー)」と名付けられ2020年度には「日本醸造学会」で発表し、製造と製法の両方の特許を出願している。
    この新たな酵母を使い、新しい発酵調味料への転用や、Viamver®酵母使用のナチュラルワインの醸造に成功。現在ではパンやバター、チーズの製造も可能としている。さらに、同酵母を用いたナチュラルビールやどぶろく醸造とViamver®酵母の可能性に挑戦している。

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    Behind the café’s food offerings is the ‘experimental brewing’ that Tai-san has continued to carry out behind the scenes of innovation in traditional industries. Since taking over the company, Yasushi has conducted a number of experiments, such as actively using fungi used in industries other than miso and soy sauce, and adopting technological applications from other industries. These unprecedented experiments led to the discovery that the company’s own special brewer’s yeast fungus can produce large amounts of umami. Furthermore, many of the yeast strains used in miso brewing are said to be halophilic, meaning that they are active in a salty environment. However, this yeast fungus is not only halophilic, but can also live and work without salt and is a special fungus with the ability to produce nearly 6% alcohol. The yeast, which was discovered through 10 years of trial brewing, has been named Viamver® and will be presented at the Japanese Society of Brewing Science in 2020. In 2020, the yeast will be presented at the ‘Japanese Society of Brewing Science’ and a patent for both its production and manufacturing process has been applied for.
    Using this new yeast, the company has succeeded in converting it into a new fermented seasoning and in brewing natural wine with Viamver® yeast. It is now also capable of producing bread, butter and cheese. Furthermore, the company is challenging the possibilities of Viamver® yeast by brewing natural beer and doburoku using the same yeast.

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    咖啡廳的菜品背後,有安史先生在傳統產業創新背後不斷做的“試釀”。 泰先生接手公司後,積極利用味噌醬油以外的產業所使用的細菌,並結合其他產業的技術應用等,進行了各種試驗。一場史無前例的實驗,讓我們發現了該公司的啤酒廠專用酵母可以培養出大量的鮮味。此外,據說用於釀造味噌的酵母是嗜鹽酵母,據說其中許多酵母在鹹味環境中具有活性。然而,人們發現,這種酵母不僅嗜鹽,而且是一種特殊的細菌,可以在沒有鹽分的情況下生存並發揮積極作用,並具有產生近6%酒精的能力。 “它是一種酵母,具有類似於水果和吟醸香的華麗香氣,以及改善肉質和掩蔽的效果,以及來自魚類和貝類的鮮味,”泰說。這種經過10年試釀反復發現的酵母被命名為“Viamver®”,並於2020年在“日本釀酒學會”上公佈,並已申請了製造和製造方法的專利。.. 使用這種新酵母,我們成功地將其轉化為一種新的發酵調味料,並使用 Viamver® 酵母釀造天然葡萄酒。現在可以生產麵包、黃油和奶酪。此外,我們正在挑戰使用酵母和 Viamver® 酵母釀造天然啤酒和 浊酒 的可能性。

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    「YAMAMO GARDEN CAFE」では肉料理や魚料理だけでなく、デザートやドリンクにもViamver®酵母を使ったフルコースを提供している。単一酵母によるペアリングやコース料理の提供を発酵の新たな可能性と捉え、国内外から人を招き入れるオーベルジュを視野に取り組みを進めている。趣ある蔵内を見学しながら蔵が歩んできた歴史に触れてもらう。そして美しい庭を愛でながら料理を通じて発酵調味料の進化を知ってもらう。泰さんはこうした体験が人々の記憶に永くとどまり、愛され続ける蔵になるきっかけだと考えている。人々の記憶に残る事こそが長く紡いできた先代たちの想いを受け継ぎ、次に繋いで行くことの本質だと考えているからだろう。

    伝統の蔵元に次々と新たなシーンを加えていく泰さん。「変らないこと」を求められる伝統と、「新しいものを生み出す」変革とを融合させることで地域の再生を目指し、生まれ育ったこの地に新たな伝統を紡ぎたいと話す。これからもどんな革新をヤマモ味噌醤油醸造元にもたらすのか、そのプロダクトが伝統産業の枠をどれほど超えていくのか、楽しみでならない。

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    The YAMAMO GARDEN CAFE offers full courses using Viamver® yeast not only in meat and fish dishes, but also in desserts and drinks. The company sees pairings and course meals using a single yeast as a new possibility for fermentation, and is working on this with a view to creating an auberge that invites people from home and abroad. Visitors can experience the history of the brewery through a tour of the atmospheric brewery. They can also learn about the evolution of fermented seasonings through cooking while admiring the beautiful garden. Yasushi believes that these experiences are the catalyst for the brewery to remain in people’s memories for a long time and become a much-loved brewery. This is probably because he believes that remaining in people’s memories is the essence of inheriting and passing on the thoughts of the predecessors who have spun them on for so long.

    Yasushi adds new scenes to the traditional brewery one after another. He says he aims to revitalise the region by combining tradition, which demands that things remain unchanged, with innovation, which requires the creation of new things, and he hopes to weave a new tradition in the area where he was born and raised. We can’t wait to see what innovations he will continue to bring to the Yamamo Miso and Soy Sauce Brewing Company, and how far its products will go beyond the boundaries of traditional industry.

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    “YAMAMO GARDEN CAFE”提供使用Viamver®酵母的全套課程,不僅可以用於肉類和魚類菜餚,還可以用於甜點和飲料。以單一酵母的搭配,提供套餐作為發酵的新可能性,我們正在努力打造一個能吸引海內外人士的旅館。讓他們體驗啤酒廠的歷史,同時觀察啤酒廠古樸的內部。並在欣賞美麗花園的同時,通過烹飪讓他們了解發酵調味料的演變過程。 泰先生認為,這樣的經歷將長期留在人們的記憶中,並將成為成為一家將繼續受到喜愛的啤酒廠的機會。大概是因為人們認為,留在記憶中的,是繼承前人旋轉已久的思想,與後人聯繫起來的精髓。

    泰先生正在為傳統的倉本一個接一個地添加新的場景。他說,他希望通過將需要“不變”的傳統與“創造新事物”的變革融合在一起,並在他出生和成長的這個地方創造新的傳統,從而振興該地區。迫不及待地想看看山茂味噌醬油釀造廠將帶來怎樣的創新,產品將在多大程度上超越傳統行業的界限。

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    未来を模索し7代目当主が選んだ発酵の進化「ヤマモ味噌醤油醸造元」
    In search of the future, the 7th generation head of the family chose the evolution of fermentation, ‘Yamamo Miso and Soy Sauce Brewing Company’
    為了尋找未來,第七代族長選擇了發酵進化的“Yamamo味噌醬油釀造商”

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