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“社会に思想の旗を立てる”

個人の集団の営みである“社会”には、成り立ちからその在り方を示す思想や哲学が必要でした。
テクノロジーにより個人が社会に及ぼす影響力は大きくなり、変革の速度は増しています。
変容する社会の中で、思想や哲学も時代に応じて変化します。

私たちは、望むべき社会の在り方を想像し、そこに思想や哲学という旗を立て、
社会活動として会社を運営していきます。
そこには地域や環境資源、個人の健康から集団の精神衛生までの社会倫理を伴いながら、
社員ひとりひとりの夢や幸福の追求を行います。

このベクトルを反転させれば、企業の中での個人の夢や幸せの追求が社会の変革に繋がり、
世界の営みを続けていくことができます。
私たちの望む社会は、自身で旗を立てることができれば、その実現ができるのです。

 

【何をやっているのか】

ヤマモ味噌醤油醸造元は、慶応3(1867)年から続く味噌醤油醸造元です。弊社が位置する岩崎地域では平安末期からこの地を守る鹿島様が存在し、岩崎城十四代から語り継がれる水にまつわる悲話、秋田三大伝説の能恵姫伝説が残る水資源豊かな大地です。弊社は幕末の江戸末期、創業者・高橋茂助がその伝説ある皆瀬川の伏流水の恵みから醸造業を興し、この地で七代に渡り150余年醸造を続けております。

世界の食文化と和の調味料が融合し、進化していくことを理念“Life is Voyage”とし、2012年に貿易のアウトバウンドを開始。翌年にはGOOD DESIGN賞受賞。蔵元に残るレガシーを捉え、工場に隣接するファクトリーストア、水神の回遊式庭園、ガーデンカフェ、I.L.A. GALLERY、ASTRONOMICA(研究チーム)を整え、その土地ならではの蔵元固有の総合体験をご提供し、産業にアートとインバウンドツアーを実装しました。10年に渡る試験醸造から果実香と旨味を醸成する特許出願微生物Viamver(ヴィアンヴァー)酵母を発見し、味噌醤油製品のみならずカフェメニューや肉魚の加工品、ワインや飲料に応用し、新たな発酵の世界を追求しています。私たちは、伝統を創造性と美意識によって再構築することを試みています。

 

【なぜやるのか】

七代目・高橋茂助の高橋泰がヤマモのヴィジョンを申し上げます。現代に於ける多くの伝統産業がそうであるよう、私自身も決して家業を継ぎたいと思った人間ではありませんでした。両親が私に別の道を許し、気ままに学んだ建築家の道で、自分には造りたい新しい建物はなく、例えて言うなら「前川國男邸」のような歴史的建造物の中に新しい文化の風を入れたものと人生を共にしたいと考えるようになりました。それから家業を継ぐことを決めました。

弊社の立ち位置を確認すべく、世界に歩みを進めますと、これこそが七代目の私自身がやるべきことと思いました。先進国と称される国々が、経済活動だけでは見ることのできなかった景色。それを勃興するこれからの国々へ提唱すること。次に残る豊かさとは価値ある経済活動と捉え、伝統産業に従事する私は、これらを揺るぎない価値として伝えるべきだと思いました。 新しい道をつくるには余地余白が必要です。長く続く産業も例外ではなく、削ぎ落とす部分に痛みを伴います。それには様々な文化的側面から、その部分を見極める必要があります。数世代も続く伝統産業は、まさしくこれらの賜物であります。故に安定もし、矛盾する危うさを持ち合わせています。一方で、歴史あるものは一世代では生み出すことのできない慈しみと美しさがあります。この価値観こそ、時代を超えて紡ぐ必要があると考えています。

 

【どうやってやっているのか】

伝統産業は担い手の問題から、事業承継に成功することが鍵となります。七代目の私が家業を継いだという領域ではなく、組織としての代替わりが必要だと感じています。弊社は未来へと向かうため、新しい伝統産業の在り方を模索しております。伝統産業という既成概念に捕われず、新しい価値観で時代を創ることのできる組織を構築している最中です。人口減少により文化の承継が難しいとされる地方の秋田だからこそ、その発信と成功をもたらす必要があると考えています。

 

【こんなことやります】

ヤマモでは、よりよい未来に向かい、同じ志を持って伝統産業に従事する仲間を探しております。弊社の実務の大半は、地味で地道な業務が多いと思います。また、囲いや雪下ろしのような雪国ならではの季節の仕事、古い家屋の修繕などもあります。生産性のない時期や家業を護るために時間を費やす場合もあります。しかし、その中にも楽しみを見出し、歴史と経験を蓄積させたものは、ときに世を動かすことがあると信じています。

伝統産業を基礎とし、製品を開発し世界へと飛び出していきます。そこで新たな仲間や文化と出会い、個人の持つ価値観と混ぜ合わせ、再び製品をつくります。このサイクルを廻していけるような職人でありながら旅人となれる仲間を捜しています。アーティストやクリエイターなど個人の特殊技能をお持ちの方とは、その能力を使い、弊社の空き部屋や空きスペースでの創作や展示、伝統産業技術と混ぜ合わせることで価値を創造し、個人の活動を応援しながらも次世代へと文化を繋げていけたらと思います。

私、七代目は、これからの蔵元の特性を位置付ける次世代型の杜氏とは、製造の現場を知り尽くした下積み時代の後に次の時代への創造がある人物と捉えています。まずは文化芸術の根幹となる「創造的下積み」をエンジニア(技術者)としてしっかりと学び、クリエイティヴな価値を当事者集団として生み出していければと思います。夢を持ち、未知の事柄、未開の地を切り拓いていけるような、明るく力強い仲間と共に歩みを進めることができればと考えております。

ヤマモ味噌醤油醸造元
高茂合名会社
七代目 高橋泰

 

<店舗情報>
_FACTORY STORE
_MISO & SOY SAUCE FACTORY / TRADITIONAL
_ASTRONOMICA / INNOVATIVE
_CORRIDOR WATER-GOD GARDEN
_I.L.A. GALLERY
_RE:VINTAGE CORNER
_GARDEN CAFE

 

<社員の声>

社会変革事業部 澤口駿亮

【ヤマモを選んだ理由】

地元が消滅可能性都市で震災の被災地だったこともあり、生活する町を自ら良くするために事業を立ち上げたいという思いが元々ありました。同時に、漠然とではありますが、人の心を動かすことや世界で活躍するクリエイティヴな人たちと肩を並べられる人でありたいと思っていました。ヤマモは伝統産業の枠に囚われずその認識を進化させる挑戦をし続け、かつ町の課題を解決しながら世界からも目的地にされる魅力を作っていました。何より、七代目御本人が仕事と生活の区別なく、複雑な課題がある中で楽しみを見出し、やりたいことを事業として表現していく姿を見て、海外への進路も検討しましたが、ここで学ぶべきだと思いました。

 

【実際の働き方】

ヤマモは大きく三部署に分かれています。経理やお客様対応をする「事務」、飲食店や各家庭に製品を配達する「営業」、味噌醤油の仕込みから瓶詰めまで行う「製造」の三つです。社会変革事業部はそれら三部署それぞれの業務、カフェやファクトリーツアーなどの新規事業、地域コミュニティへの参画など、社内部署間や企業・地域間を横断しながら業務を行います。
地域や地域と密接につながりを持つ伝統産業は、過去の蓄積により重厚な価値を持ちながら課題も複雑に絡み合っています。肉体労働や事務などのルーティンワークから、新規事業や持続可能な社会を実現するクリエイティヴな業務を行き来することで、より微細な違和感へのセンサーを養い、かつ自ら現場をダイナミックに変革していくことができると考えています。

 

【今後のヴィジョン】

ローカルの固定概念を溶かしていくような挑戦をし続けたいと思います。ローカルでは文化やキャリアの多様性が感じづらく、それが一人一人の可能性の幅を狭くしている部分もあると感じます。もちろん先行事例や仕組みも必要ですが、何より自分の可能性を信じて、困難な状況でも楽しみを見出して取り組んでいくことが大切だと思うので、まずは自分自身が課題の多いローカルを楽しみながら地域に働きかけたいと思います。
具体的には、年内にヤマモに勤めながら起業して本屋を開業し、生計を立てること。その後は地元のことも悠長に待ってはいられないので、岩崎地域と地元の多拠点で地域の価値づくりに挑戦したいと思います。

 

  • 七代目の高橋がシアトルのリーダーシッププログラムに参加したときから、持続可能な社会実現のため、社会変革(Social Change)について学び、考え続けてきました。そのための一つの方法として、起業家が新しい社会サーヴィスを地域に実装することや、そのような人材を育成することが第一歩と考えられます。しかし、リソースが乏しいローカルではそのような人材の確保や育成が簡単ではありません。弊社では起業家精神を持つ人材を新しい部署「社会変革事業部(YAMAMO SOCIAL CHANGE DIVISION)」として育成し、社会をより良く変えていくことができるサーヴィスを実現したいと考えております。

    まずは若手蔵人として醸造産業に従事していきながら、外部との交流を持つ意味でカフェ部門も担当し、自身の事業をブラッシュアップさせながら地域と向き合い、より良い社会の実現に向かっていくことができればと思います。このように既存産業が業種の異なるベンチャー企業を包摂していくことは、既存産業にとっては事業承継や人材不足を補う利点があり、ベンチャー側からは既にある会社のリソースを活用できるうまみがあり、これは新しい企業存続の在り方であるとも考えます。

  • ヤマモでは事業を承継し、新たなものづくりを進めるため次世代型の杜氏集団の設立を目指しています。そのために必要な概念は「創造的下積み」です。技能者でありながらブランドの紹介者となるこの集団には、技術を使いこなす能力が必要です。それには先人達が培ってきた伝統的な技法を習得しなければなりません。しかし、この下積みこそが次世代へと向かう個人の大きな自信と資産になります。

  • ヤマモでは事業を承継し、新たなものづくりを進めるため次世代型の杜氏集団の設立を目指しています。そのために必要な概念は「創造的下積み」です。技能者でありながらブランドの紹介者となるこの集団には、技術を使いこなす能力が必要です。それには先人達が培ってきた伝統的な技法を習得しなければなりません。しかし、この下積みこそが次世代へと向かう個人の大きな自信と資産になります。

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・応募方法:エントリー後、履歴書(写真貼り付け)を下記住所までお送りください。
      〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字岩崎124 ヤマモ味噌醤油醸造元 採用担当宛
      ※頂戴した選考書類については、返却致しませんのでご了承ください。

・選考方法:1. エントリー選考(通過された方には、こちらからお電話、メールにてご連絡させていただきます)
      2. 面接(弊社にて実施)