鍋のおおきさは、
愛情のおおきさ。
たくさん食べて、
たくさん暖まって欲しい。
こんな寒い日だから、
あったかい家族と。
鍋のおおきさは、
愛情のおおきさ。
たくさん食べて、
たくさん暖まって欲しい。
こんな寒い日だから、
あったかい家族と。
ヤマモの粋な場所。 -其の壱-
遠く土間を歩くと、そこに静かに佇む、
誰もが毎日必ず目にするもの。
職人たちがひと時の休息をとる場所。
ヤマモの厠(手洗い)は、長い年月を経た今も、活躍中である。
語る手。
秋田で生まれてこのかた90年、
彼女の幼い頃から、見たこと、聞いたこと、
これまでのすべてを経験してきた手。
見る度に違った印象を受ける。
すべて見透かされているような、
それでいて何も考えていないような。
だから、おばあちゃんに会いに行くんだろう。
背すじをピンと。
仕事ができる人は格好いい。
何気ない仕草や着こなしも様になる。
屋号の付いた前掛けをする。
思わず背すじがピンとなる。
「看板を背負う」っていうのは
きっとこのキモチのことなんだ。